第四話 初めての鬱病発症 続2・急性期

 

自死願望が強く、頭が混乱し仕事にならず、

なんとか先輩に仕事を任せるといった流れになりました。

「これでやっと解放される」といったのが正直なところで、

その時点では自分は卑しい人間だと自分を批判しておりました。

鬱の状態だと、通常自分を責めています。徹底的に。

症状が回復すると気が付くのですが、「なぜあそこまで自分を責めていたのか?」

と振り返ることが出来ます。仕事で必死の時はその様な考えになかなか至ることが出来ないのですね。

非常に愚かな考えです。本サイトの読者で疾患の経験がある人は心あたりがあるのではないでしょうか。

苫米地英人さんの著書で、「イヤな気持ち」を消す技術という本があります。

この本の中で苫米地さんが言っているのは、「仕事をやめると、鬱はなおる」といっております。

少々乱暴な言い方で、ショックを受ける方がいるかと思いますが、これは間違いではないと思います。

ここで間違わないでほしいのは、会社を辞めるのではなく今関わっている仕事をやめるということです。

つまりは、急性のうつ病、双極性障害と診断された原因となる行動を今すぐに辞めることです。

例えば、人間関係で疾患となったなら思い切ってその方と距離を置く、会社に相談する仕組みがあれば、

助けを求める等逃げ道がある方は使えば良いと思うのです。自分のプライドが許さないとか、

他人の目よりも自分を大切にすることが重要です。

話を私の体験談に戻しますが、出張先から解放された私は会社の保健室の方に促され、

メンタルクリニックを行きます。ここで、出張先で起きた出来事、睡眠障害、自死願望を

涙ながらに訴えたのでした。面談をしてくれた方は、「私から会社に説明するので、直ぐに休んでください。」

と言ってくれました。私はこの状況であれば、会社を辞めるしかないといった考えしかありませんでした。

2003年時点ではうつで休職するといった行為は未だ一般的ではなかったと記憶しております。

私はクリニックの先生の言葉を聞きさらに泣きました。「やっと、私の言っていることを分かってくれる人が見つかった。やっと休める」

と思ったのです。会社に説明し、翌日から休職期間が始まります。

続く

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